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青い地球は手のひら

2013, 06, 17 月曜日

Super_kyojin

と言うわけで私が、昨日衝動的に攻殻機動隊を見てしまったごんです。みなさんいかがお過ごしですか?
電子情報が高速でやりとりされる未来。コンピュータの進化を見るとそれもあながち夢物語とも言えないわけで。

初めてコンピュータというものを知ったのは小学生の時。
少年チャンピオンに連載されていた『スーパー巨人』という漫画だった。
いわゆるマイコンというものだ。

電気屋の店先に行っては当時出始めたシャープのMZとかを触っていた。本屋で立ち読みして簡単なBASICの仕組みも知って、店頭のマイコンに打ち込んでみたりしたものだ。

ある程度の年代の人ならだいたい似たり寄ったりの経験はあるだろう。その頃コンピューターというのはまだ国家とか大企業が使うメインフレーム的なものしかなかった。イメージとしてはバビル二世の巨大コンピュータは、個人で使うという発想にはなく、電車や電力、水道システムみたいなインフラの一部として捉えるのが当たり前だったように思う。

高校ぐらいになって、パソコンという言葉が出始めた。NECや富士通の作るパーソナルコンピュータというもの。当時の巨大コンピュータとは比べものにはならないが、あくまで個人で操作できるミニミニコンピュータである。金持ちの家の子なら買ってもらえたんだろうか。しかしまだ仕事やましてや生活に役立つものというのではなく、高価なおもちゃの域を出てはいなかった。

しかしそんな時NECの戦略でPC-9800シリーズ用のアプリケーションをたくさん用意することによってパソコン自体の普及に繋がっていく・・・

・・ってパソコンの歴史を書き始めても仕方がない。詳しくはブルーバックスの『32ビットパソコン入門』を参照されたい。
そして働くようになって、欲しかったPC-9801UX21を買い、ワープロやら音楽やらいろんなことに使ってみた。


あれは日本橋で働いているときだった。それまでラップトップしかなかったパソコンにノート型が発売された。僕はときめいた。これなら持って歩いて文章を書いたりデータを書きためたりできる!
作ったのは東芝。ダイナブックと名付けられたその機体は残念ながら東芝MS-DOSもしくはIBM互換でしかソフトが動かなかった。でもパソコンの未来に大きな希望を持つには十分だった。

しかし僕がその時に買ったのはシャープの電子手帳PA-7500だった。ポケットに入る、ただの電子電話帳。それ以外の使い方はなかった。しかし検索できる電子メモとして自分が初めて持ったコンピューターだった。

Pa7500

やがてパソコン専門店で働くようになり、98ノートを買った。32ビットの386SXだった。持って歩けるように大きな鞄も買ったが、その実持ち歩くことはなく、店頭に置きっぱなしであった。利用法としては顧客データをTHE CARDに入力して検索し、アップデートできるように。そこそこ役に立ってくれたし、Cでのプログラムの勉強をしたのもこの頃だった。
その後数台のノート型、最後にはEPSONのPC-486PORTABLEというシステム手帳サイズでペン入力ができるものを手に入れた。これは積極的に持ち歩く努力をしたが、やはり取り出してすぐ書ける紙とペンにはかなわなかった。

それから10年あまり。Windowsはデファクトスタンダードになり、フルカラーで解像度の細かい表示部、高速なCPU、またこれがパソコンを一番普及させた原因の高速な通信インフラ。時代はすっかり変わってしまった。

つい最近のことではあるが、その変わる時代の中でポケットに入れて持ち歩けるコンピュータが登場した。ご存じスマートフォンである。これは1990年におけるパソコンの性能機能を遙かに凌駕している。新しもの好きでもある僕は早速飛びついて、その便利さに感嘆した。今はもはやスマートフォン無しの生活は考えられない。GPS機能もついているスマホは、もはや地球の情報を手のひらに収めているのと同義なのだ。


・・・ふぅ。


さて、ここまでが前置きなんだけど、最近ある買い物をした。
富士通のArrows Tab Wi-Fi QH55/J。防水Windows8 タブレット。
あえて言いたい。「満を持して」と。


昔の記事に書いてるとおり、僕は子供の頃から文章を書いて書いて書いて書いてきた。
また、その時々の気持ちや出来事をたくさん紙に書いてきた。一部は詩という形で、一部は日記的な物という形で。

パーソナルコンピュータ機器と呼ばれるものが登場したとき、僕はこれは社会の仕組みを変える、すごいものだと直感した。
それには、毎日持ち歩き、データの入力や検索、今の時代であればネット上での検索なども即座にできなくてはならない。そのために持ち歩くのはノートパソコンでは航続距離(バッテリーの持ち)が短く、スマートフォンでは入出力が不足である。あくまで今までのPCの延長上で持ち歩け、役に立つものでなければならない。
それがArrows Tabだという結論だったのだ。


どんなものか紹介しよう。

これが本体。とても軽く薄い。しかも防水なので風呂場でも使えてしまう。

Qh55j_1

買ったときにMicrosoftのBluetoothキーボードをおまけにもらったので充電クレードルとセットすると立派にPCセットのできあがりである。

Qh55j_2

実はQH55/Jと同時にキーボード付き専用カバーも注文していて、それが届いた。セットしてみるともはやノートPCそのものである。

Qh55j_3

iPadのケースのようにカバーを開くと画面がつき、閉めると画面が消える。ダイナブックと名付けられたPCが世に出てから初めて鞄から出してすぐに使え、すぐしまえるものができたという実感がある。

Qh55j_4

【参考】CPUリミッターを解除して使う

もちろん他のメーカーの他の機種でも同じような物はあると思うけど、多くは性能を重視するあまり航続距離が短い。数時間しか使えない。しかしQH55/Jはそれよりは長く使える。実用的だと思う。
反面、Corei5などを使っている物よりは性能面で劣る。これはCPU集積回路の進歩でいくらでも改善していくだろう。なにしろ、10年前でなら自宅のデスクトップPCでないとできなかったことがある程度この小さい機械でできるようになっているのだから。この先どんどん進んでいくだろう。

IT機器を使いこなす、情報社会で効率を上げて行くには、どこから見ても申し分のない機器がでることを待っていてはいつまで経っても始めることができないだろう。逆に不便な面もありながら使いこなしていくことによって自分自身のITスキルも上がっていくものである。
70年代のモーレツ仕事はがむしゃらに働いて残業をすることだったかもしれない。
しかし40年経った今、モーレツ仕事はIT新技術に敏感に食いつき、使いこなしていくことなんではないだろうか。

更にこれから20年経つと、今想像だにできない技術が、仕事に、生活に入ってきているだろう。その時に社会で、いや世界での仕事や生活や情報についての価値観や世界観がすっかり変わっていることは容易に想像できる。
但しどういう風に変わっているかは全く想像できないが。

かつて『巨人』とされたコンピュータがどんどん小さくなっていくことは疑いようがなく、人体の一部として機能し始めることは間違いないだろう。

と言うわけで、昨日は『攻殻機動隊 The Laughing Man』を見てしまったのである。

23:32:34 パソコン・インターネット | |

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