いたぁーい なにすんの
長かった今回の休みもそろそろ終わりです。
仕事をしたくないわけじゃないのですが、一カ月ぐらいまとまった休みが欲しいものです。
ヨーロッパの方には、昼休みを長い時間とったりするじゃないですか。あれって日本人からするとさぼっているように見えたりしますが、実は結構能率的な気がします。
同じように、年に一回の長期バカンスも、身体だけではなく心もリフレッシュするためには効果があるのではないでしょうか?
書くのが大分遅れましたが、『女王の教室』が終わりました。
ま、予想の範疇ではあったのですが、今までの“学校の先生と生徒が必ず仲良し”という幻想ドラマではなく、逆に生徒を極限まで追い詰める教師が出てくるところなんか、すんごく新鮮で良かったです。
当初は、「放送を中止しろ!」という、共産党系の圧力団体の言動にも似たことを日本テレビや番組ホームページに言ってきた多数の人たち。しかしその理由が全くもって理由になっていなかったことを私たちはしっかり覚えています。
阿久津先生の指導は、いつも正しい方に結果が出ていました。
もちろん実に全く同じことをする小学校の教師が出てきたなら、全力で止めなくてはなりません。当たり前です。
ドラマの中での話なのです。それは、今の日教組をはじめとした「みんな平等、みんな差がなく差別もなく能力差も貧富の差も階級の差も無く・・・・」というお伽噺を子供たちに信じさせたくて仕方がない人たちが近年とことん破壊してきた『教育というもののありかた』への強力なアンチテーゼです。
社会に出ることも無く、教師という安住の地にのーのーと生息し、実社会の競争と効率を求められる世界から逃げ出しているのが今の教師像というのが、だいたいあたらずとも遠からずというところなんじゃないでしょうか?
もちろん中には一生懸命教育というものを考え、日々努力している教師もいるでしょう。しかし割合から言うと、ほんの僅かです。あとはみな『教師』という名称の『公務員』でしかありません。
・・・・そんなぬるま湯の中で日々過ごしている人間に、どうして実社会に通用する人間が育成できるでしょうか?
阿久津先生の今まで言ってきた言葉、なにか間違いはあったでしょうか?
いいえ。一言たりと間違いは無かったです。
戦前の教育は、ご存じのように天皇陛下のもと、臣民としての教育が徹底していました。その全てを肯定はしません。あえて。今の社会状況と違う部分が多いものですから。
しかし、日本人が日本人たるべき基本的な教育はしっかりしていたと思います。
卑怯なことはせずに、正々堂々と生きる。
近くに困っている人がいればできる範囲で助ける。
争いよりまず話し合い。
努力に勝る天才なし。
どうでしょう?日本人の気質そのままだとは思いませんか?
阿久津先生は、甘いばかりではない厳しい現実を教えてくれる、現代の星一徹なのです!
主人公の女の子、和美ちゃん(か、かわいい・・・)の父親の役を、尾見としのり氏が好演していました。僕は残念ながら子供を持っていませんが、今どきの父親は、概してあのような感じではないでしょうか?威厳も無く、尊敬もされず、しかし、優しい。その戦後の父親がすべきであったことを、阿久津先生はしているのです。
・・・DVD、出ないんですか?出ますよね?買いますからね!
しかしながら・・・
やっぱりというか、一般視聴者(それも人権意識に凝り固まっている変人)からの抗議により、若干中身が変わったのでは・・・・?という感じもあります。
最後の、大学生っぽい男たちと乱闘して相手の足をナイフで刺しているのに大きな揉め事になっていなさそうなのは、なんかむりやり話を作ったからですか?
「・・・何バカなこと言ってんの?・・・」
ひぇ~っ!先生~
「いいかげん目覚めなさ~い?」
↑これって今年の流行語大賞にノミネートですよねっ?
蛇足ながら、変なオトナにつきまとわれたりした時のために、このサイトを。
教育って、まず家族の中でするもんですからね。
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コメント
こんばんは。TBありがとうございました。
まさに、平成の星一徹!宗方コーチ!(笑)
真矢の言葉に色々と考えさせられました。
教師だけでなく、大人も子供も、学ぶべきことが
込められていましたね。
私にとって、殿堂入りのドラマです。
投稿: ちーず | 2005.09.25 23:37