« ■クラゲに罪はない | トップページ | ■壁に水着のかれんだー »

■携帯脳の男を見た。

2003, 11, 11 火曜日

駅のホーム。キオスクから出てきた若い男。サラリーマンのようだ。
右手に携帯電話(折り畳みを開きっぱなし)、左手にかばん。
電車が入ってくるかどうかを気にしながらゆっくり歩いていく。俺の右前方から左前方への進路。しかし俺の方がその地点を速く過ぎるのは解りそうなもんなのに、俺の右後ろに当たりやがった。
その男は携帯を見ながら、メールを打ちながら歩いていたのではない。顔は上げて、目は前を見ていたはずだ。しかし俺の姿が目に入らない。
目が悪いのではないだろう。明らかに、“携帯脳”の人間なのだ。

“ゲーム脳”と、ひところ騒がれたことがあった。今でもその危機は去っていないのに、人々はそれを忘れてしまったのだろうか?それとも最初から何とも思っていない?
ゲームなど、選択肢が狭い世界での状態、世界観が染みついてしまった人間が増えていないか?これはロールプレイングなどのようないくつかの選択肢を選ぶ、と言う意味だけではなく、アクション系のものでも、やはり出来ることは狭いのだ。起こることも限られている。現実世界とは違う。
それよりさらに狭い携帯の画面(物理的に小さい面積、という意味だけではない)の向こうにしか現実世界がない人間が爆発的に増えている。さっきも帰りの大阪駅で周りの女二人、サラリーマンのおっさん、若い学生らしい男二人、みんな携帯電話の画面を見つめて忙しく指を動かす。左前方に並ぶ女の携帯の画面で、紙飛行機が飛んでいった。と、また指が動き出す。なんなの?それは仕事?残業?
右前方のだらしない格好の制服の男子。漫画雑誌を左手で広げて、読んでるのかと思いきや右手でメールを打っている。もはや雑技団である。おまえは漫画を読んでいるのか、メール文を作成しているのか?

さて、先ほどのぶつかった男だが、何の反応もなかった。もはや自分の見たいものを自分の見たい様にしか捉えられないのだ。視界には入っているはずの俺の姿。網膜には映っていても、脳には映らない。自分の都合のよいことしか受け入れられない、4~5歳児ほどの現実認識力しかない。

世の中の偉い方々、こういう人間が今、わんさか生まれてるよ。どうする?

0:00:00 携帯・デジカメ | |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83711/3361666

この記事へのトラックバック一覧です: ■携帯脳の男を見た。:

コメント

コメントを書く