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■トロンとマイクロソフトが握手してる。

2003, 09, 27 土曜日

NHKのプロジェクトXでもやっていたけど、むっかしむかしの話。
トロンには期待していた。
マイクロソフトがMS−DOSで世界を侵略しはじめてから、これはヤバいんじゃないか、と思い始めていた。
トロンは必要から出発して機械のほうを設計するという理想論で始まっている。
しかしいかんせん大学教授の考え、計画が現実に即しているわけではない。
あっと言う間にテクノロジーの方が坂村教授を追い越していった。
みんなMacのまね。マウスとGUI。正直、トロンのユーザーインターフェイス自体が目新しいとは思わなかったけれど....著作権を放棄しているOS、扱えるコード体系の柔軟さなど、およびカーネルが身軽であること。それから少し後のNeXTにも同じような期待があったが、いかんせんこれはUNIX。ライセンスの話がずっとついて回る。
アメリカに侵食される前にコンピュータ社会の基盤となるものは日本製のものになって欲しかった。

新聞に戻って、「ウィンドウズのウイルスに対するセキュリティの弱さなどから...」と書いてあったが、OSである以上、セキュリティホールはどんなものにもある。決してWindowsだけのものではない。バグでさえ、初期ロットには必ずつきもののはずだ。それを少しづつ直していくのが常識のはず。理屈からいうとバグなんて無い方がいいに決まっているが、それは無理なこと。コストの一部としてとらえるほか無いと思う。
UNIXのような枯れたアーキテクチャー、もう問題点は充分に出尽くしたものなら別だが、Windowsはどんどん新しいものを出している。どんどん前のを変えて、次はこれ、次はこれとむちゃくちゃ変えてきた。
一つにはMPUの急激な進化があったからというのも事実だけど、MS以外のOSがパソコン市場になかったということが、MSの独走を許し、わがままな振る舞いに誰もNOと言えないのもまた事実ではないか。
こういう、基幹の部分が一つの企業によって寡占状態に置かれることの怖さを、みんな分かっているのだろうか。これは自由競争によっていいものが作られるという状態ではもはやない。
MSがイヤだと言えば、それは実現できなくて、MSがやろうと思えば、イヤでもやられてしまう。
情報公開法などいろいろ言われているが、WindowsXPがいろんな情報をMSに送っているという事実を、皆さんは知っているだろうか。

技術者としていいものを作りたいという企業ではなく、MSは商売としてとらえている。ビルゲイツがそうだから。
その企業が今やEnterpriseの分野(大企業のクリティカルシステム・銀行や大商社など)まで進出しているその時、Amwayが恐ろしいほどの金をアメリカに流出させた以上に恐ろしいかもしれない。

医者の人体実験、マニュアルを見ながら練習台にした人が死んだ。
こいつら、みんな30歳を超えている。いいオトナのはず。
でも精神状態は幼稚園児だ。
終身刑にしろ。

おっと、MSの話。
こう言う人体実験と同じことを日本がまたアメリカにやられるかもしれないのだと、なぜ気づかない?

終戦直後、アメリカはいまだかつて実現したことのない、資本主義社会を基盤に置きながら社会主義の側面を持つ国を人工的に作ろうとした。
それが今の日本。洗脳ももうすごく深いところまで行っていて、たぶんとりかえしがつかないだろう。犬や牛のように働かせて、その金を吸い上げさせて作ったアメリカの繁栄だったが、ここへきてアメリカ自体がショボいことになっている。もともとの知能が低いからねぇ。ブッシュも、もうそろそろ化けの皮がはがれてきて、国民に総すかんを食らっているそうだ。辞めるだろう。とっととやめろ。いいかげん弱者をいじめ、搾り取った血で我がの生活を潤すの辞めろ!
「ピース・メーカー」という映画がテレビでやっていた。見るのは2回目。
ボスニアの政治家が、崩壊したロシアの核弾頭を盗んでニューヨークの国連本部で爆発させるというもので、アメリカ・ヨーロッパ諸国が自腹を肥やすためだけに武器を中東やチェチェンなどの紛争地域に送り込んでいる。それを訴えるためだという。

アメリカの胃袋はすごい。こういう自国への批判映画も平気でOKなのだから。

しかしである。今やアメリカは先進国ならどの国でも使用している、せざるを得ないコンピュータシステムの基幹に入り込んでいる。MSが司法省の判断で分割されなかったのは、事実上国有化されているからだと見るのはあながち間違いではあるまい。

そんなシステムを喜んで使っている場合か?という考えを、10年前には既に思っていた。94年頃のことである。
そして今、そうなっている。

そんなマイクロソフトが、トロンと技術提携?

トロンは、細々と生き延びてきて、最近は携帯やカーナビのOSとして重宝されている。圧倒的に小さいメモリやリソースで動き、カーネルもコンパクトで間違いがなく、速い。ソースは事実上オープンで、組み込み型には持ってこい。その上著作権は放棄されている。こんなに使いよいOSがあるだろうか。

例えばあなたがパソコンを導入(個人なら、ただ単に買う、でもいい)するとする。昔のパソコンのように中身は空で、自分でシステムを入れなくてはならない。その時にどのOSを選ぶだろうか。
OS/2?Linux?UNIX?TRON?Human68KでもTOWNS−OSでもなくて、大多数はWindowsだろうと思う。いやでもWindowsにせざるを得ないだろう。というのも、使いたいアプリが圧倒的にWindows上のものが多く、例えばOfficeスイートと言われるワープロや表計算etc.はWindows用のものに慣れていて、それを使うためにはWindowsしかないからだ。
Linuxやその他のOSでもWindowsエミュレーションは多いが、Windows自体ではない。結果、Windowsしか選択の余地はない、そんな状況である。
TRONがコンシューマーエンドのOSには、これからもなり得ない。TRON用のアプリには魅力的なものが無いからだ。
しかし情報家電と言われる携帯など小さいシステムにはMSはかなわない。

たぶん、MSはTRONと提携する気なんて、ない。
TRONの技術を吸い上げ、その上で“提携を決裂”させ、TRONをつぶすつもりなのだろう。

心情的に言えば、TRONは商業主義の巨大な企業と提携するべきではなく、各電機メーカーとのみ技術提携をして、MSを圧迫する方が長い目で見て絶対得だと思うのだが。
MSがこういう局面に立たされたのも、Linux陣営の躍進があることは間違いないだろう。

職場の上司が、「今のカーナビにはWindowsBベースのものが多いよ」と宣った。個人的な考えでは、そういう絶対にとまったりエラーがおきたりして欲しくないシステムにはWindowsは入れないで欲しいと思う。それでかな?ボクの車のカーナビがごくまれに動かなくなるのは。おかしくなると、車を停めて、エンジンを一回切らなくては再起動できない。こまるんだけど。

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